書いてるうちに長くなったんで、別記事にします。
自転車ですっ転んで怪我しながらも、
｢タイガと子れおんたそで自転車に乗る練習…｣とか
考えてしまう辺り、タダでは起きない私！！
腐女子の鑑って感じ？
｢レーオーンー自転車の練習せぇへん？｣
｢やだ！！俺乗れなくてもタイガが乗せてくれるからいいもんっ！！｣
何が嫌なのかかたくなに練習したくないと言い張る子れおん。
クッションをぎゅーっと抱きしめてイヤイヤしている様子に
｢まぁ、しなくてもいっか…｣と一瞬タイガ言ってしまいそうになるよ。
(｢いって｣と入れると一番目に｢イって｣がくるんですが………)
｢でも乗れんと将来困るで？｣
｢タイガが送り迎えしてくれるからいいもんっ…｣
｢俺が家におらん時はどうするん？｣
｢それでもタイガ俺が来てって言えば迎えに来てくれるもんっ｣
…子れおんたそ我侭放題。
｢レオンと自転車乗って出かけたりしたいんやけどなぁ…｣
タイガが呟いた一言に子れおんたそ反応。
｢…どこに？｣
｢冒険公園とか行って遊びたいねんけどなぁ…｣
｢お弁当作ってくれる？｣
｢当然｣
｢卵は甘いのにしてくれる？｣
｢当たり前やん｣
｢ウィンナーはたこさんがいい！！｣
｢たこでもカニでも何でも作ったるわ｣
｢じゃあ練習する！！｣
タイガ見事に子れおんたそを釣るのに成功。
マンションの駐車場は狭いんで、
近所の公園まで自転車を押していくよ。
子れおんたそ早速自転車にまたがるよ。
｢タイガー！！絶対放しちゃダメだからなー！！｣
後ろを振り返ってタイガがいるのを常に確認するよ。
｢そんなん言われんでもわかっとるわ｣
タイガ自転車の後ろを掴んで、
子れおんたそがバランスを崩さない様に支えてあげるよ。
んで、もう展開は読めますよね？
自転車の練習と言えばお約束ですよね？
誰もが自転車に乗れるようになるために必ず通る道ですよねコレ。
｢ほな今度はこっちから向こうの端まで行くでー？｣
(｢むこう｣って入れたら｢剥こう｣が最初に…orz)
｢後ろ、絶対掴んでて｣
｢わかっとるって。レオンは心配性やなぁ？｣
｢じゃ、いくよ…｣
子れおんたそ緊張しつつ自転車をこぎだすよ。
タイガ緊張気味な子れおんたそにハァ…じゃなくて、
可愛いなぁとメロメロになりながら自転車の後ろを押さえるよ。
｢絶対掴んでて｣という子れおんたそのお願いを
無視…というわけじゃないですけどね？
自転車いつまでも掴んでもらってちゃ乗れないじゃないですか。
タイガ子れおんたそが｢絶対掴んでて｣と言った時の
心配顔を思い浮かべつつも、子れおんたそのためだ、と
ゆっくりと、自転車を掴んでいた手を放すよ。
｢タイガ？ちゃんと掴んでる？｣
子れおんたそ後ろを見て確認するよ。危ないよ子れおんたそ。
｢タイガ…？｣
後ろにいる筈のタイガはいない。
｢タイガ？｣
子れおんたそ必死でタイガを探すよ。
タイガを探そうときょろきょろしていると、
｢レオン！！前！！｣
タイガの叫び声。
｢え？｣
前を向いてももう時すでに遅し。
子れおんたそ公園の遊具にぶつかって思いっきりこけるよ。
｢いってー！！｣
ぶつかって転んで痛いのと、
タイガか掴んでてくれなかったのが悲しくて子れおんたそ泣き出すよ。
｢レオン、大丈夫か？｣
タイガ子れおんたそに手を差し出して起こしてあげるよ。
｢…タイガのうそつきっ！！｣
｢ごめんなーせやけど掴んでたら乗れるようになれへんやろ？｣
｢でも、掴んでるって言ったのにっ！！タイガのバカっ！！｣
タイガの胸とかお腹とかを子れおんたそ泣きながら殴るよ。
｢ホンマごめんなぁ…｣
こんな時なのにタイガ子れおん可愛いなぁとかまた考えてるよ。
泣いてる顔も怒ってる顔も可愛いなぁとか思ってるよ。
さらにはもっと泣かしてみたいとか
いっそのこと(略)えーとそれは成長してからしてから。
成長しても｢子｣れおんたそなのかちと疑問ですな。
｢タイガのバカ…｣
｢ホンマごめんって。機嫌直してや？｣
｢やだっ！！｣
｢ちゃんと乗れたら………したるから｣
かがんで子れおんたその耳元で何やら囁くタイガ。
｢………｣
子れおんたそちょっと迷いつつも、
｢た、タイガがそこまで言うならやってもいい…｣
タイガに何を言われたのかちょびっとご機嫌回復した子れおんたそ、
傷の手当てをした後また自転車に乗るよ。
｢放す時は放すって絶対言って。勝手に放さないで｣
子れおんたそ不安そうな顔でタイガを見るよ。
｢今度は勝手に放したりせーへんから。ほな行くで？｣
んで、その後も何回かこけたりこけたりけ(略)するわけですけども。
｢今日はもうやめとこか？｣
｢ううん、まだやる｣
｢別にこの次だってええんやで？｣
｢やだ！！まだやる！！｣
｢じゃあこれで最後やで？もう遅いし｣
｢うん、わかった｣
子れおんたそ真剣な顔で自転車にまたがるよ。
少しふらつきながら自転車をこぎだすよ。
｢放していいよ｣
タイガちょっと心配…だけど子れおんたその言う通りに手を放すよ。
自分からどんどん離れて遠くに行く子れおんたそを、
タイガ目を細めながらじっと見つめるよ。
公園の端までふらふらしながら、子れおんたそ辿りついたさ。
自転車から降りて、タイガの方を見る子れおんたそ。
｢タイガー！！見てた！？おれ、乗れたよ！！｣
｢…｣
｢タイガ？｣
タイガ子れおんたそに駆け寄って抱き上げるよ。
｢乗れたやん、やったなレオン！！｣
｢うん！！おれ乗れた！！｣
｢ほな、うち帰ろか？おなかすいたやろ？｣
タイガ子れおんを片手に、自転車を片手に家まで帰るよ。
ぱぱはちからもち……！！
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